20××年、突如として世界各地で12~18歳の青年男女が「頭の中で音楽が聴こえてくる」との訴えが殺到した。それだけでは無く 音楽が聴こえた者達には次々に 通常の人間には出来ない事 且つ、理屈では説明出来ない事柄を実現出来る ... まさに〝異能力〟と呼ぶべきモノを発現していったのである。
無論、ある日 突然 異能力を手に入れた青年少女達が その強大な力を持て余さない訳など無く、殺人、窃盗、暴力、と各地で悪行の限りを尽くし、世界は混乱を極めた。だが、彼等をどうにかして止めたい各国は 互いに協力し合い、彼等を隔離し、正しい倫理観と異能力の使い方を学ぶ〝学園〟を設立した。
それが今回の舞台、〝旋律 ぼかろ学園〟である。
突如として各地の青年男女達の頭で響き出した音楽。
それは現実世界で言う〝ボカロ〟に区分される曲であり、1人につき1曲 存在する事が確認されている。(イメージソングの様なモノとして考えて、キャラ作成をしてもらえれば幸いです)
また、〝曲〟は 聴こえ始めの時期は常に頭に流れているが、歳を重ねる毎に 聴こえる回数は減り、やがては聴こえなくなるそう。
突如として 脳内に〝曲〟が流れ始めた青年男女のみに発現する能力の種類は様々で、3大元素のいずれかを操る物だったり、瞬時に遠くの場所へ移動出来たり、1人1人違う。また、歳を重ねて〝曲〟が脳内に流れなくなったとしても、異能力が消える事はないらしい。
増え続ける異能力者と犯罪に 頭を抱えた各国のお偉い様の協力で建てられた 中高一貫の学園。そこは 生徒は勿論、教師から用務員まで 異能力保持者で構成されており、様々な性格、環境、出身国の者達が集まっている。
異能力保持者が問題を起こさないように、と 外界と遮断されているが、学園の敷地内は とてつもなく広く、娯楽施設や百貨店が揃っており、小さな街のようになっている為 退屈はしないだろう。勿論、全寮制。
これも生徒によって様々。自ら入学を申し出たり、親や元々居た学校から半強制的に入学させられたり、校長直々に入学の手紙が届いたなんて事例もある。
殆どが学園の卒業生。言うまでもないが、問題児も優等生も数多く存在する学園で教員を務めている者達だ。変人が居るのは勿論、実力もそれなりに兼ね備えているだろう。但し、一貫しているのは 個々にやり方の違いはあれど 皆 一様に生徒を正しい道に導こうと 日々悪戦苦闘している( ...例外も あるかもしれないが )。
教師達の次に、学園を掌握出来うる人物達。数多く居る 異能力保持者である生徒達の上に立っている者の為、その実力は言うまでもない。また、教師の次に、だが 学園を掌握出来うるとあって 毎年 多数の生徒が立候補する。それを勝ち抜き、生徒会の座に座る 彼等は まさに憧れの的だろう
生徒会ほどではないが、並の生徒より少しばかり優れた生徒が多数所属している。勿論、普通の生徒でも所属可能。だが、下記で説明している〝戦闘〟の審判役を務める事もある為、その際のみ 普通の生徒は上級生、或いは教師や生徒会の者を呼ばなくてはならない。〝戦闘〟以外の時は、普通の学園と同じような活動を各委員会 こなしている
生徒会や教員、委員会の人間が審判役を務める場合のみ許可される行為。基本的に上記の人間が居れば、何処でも戦闘可能。
正しい異能力の使い方を学ぶ為、と 建前上はしているが...極々稀に 教師同士でも戦闘しているとか。( ちなみに、上記の人間が立ち会っていなくても戦闘 大歓迎です。張り切って、やんちゃに戦闘して 教師に怒られましょう! )